フェルトミッドの効果と特徴について解説します

フェルトミッドとは

フェルトミッドは、インドのシプラ社が開発した不妊治療や無排卵月経の方の為の排卵誘発剤で、クロミッドのジェネリック医薬品です。

フェルトミッドの有効成分はクロミフェンという成分で、服用する事でエストロゲンというホルモンと、プロゲステロンというホルモンの分泌を促進させ、排卵の働きを促す作用があります。

エストロゲンとは、卵巣の中で育った卵胞から分泌されるホルモンで、いわゆる女性ホルモンです。

女性らしい丸みのある身体や、肌や髪の毛の潤いの源で、脳や自律神経にも働きかけます。

プロゲステロンとは、卵胞が変化した黄体から分泌される妊娠にとても重要なホルモンで、子宮内膜の環境を整えて着床させやすくします。

フェルトミッドはクロミッドのジェネリック

クロミッドは1961年にアメリカで開発されたとても長い歴史を持つ安全性の高い排卵誘発剤で、日本でも1968年に販売が開始されていてます。

現在日本では、富士製薬から製造販売されている処方薬です。

クロミフェンという有効成分を保有していて、服用することによって脳を刺激し、女性ホルモンであるエストロゲンと、妊娠するために子宮内膜の環境を整える働きがあるプロゲステロンというホルモンの分泌を増やし、排卵の働きを促す効果があります。

また、ホルモン剤の殆どは、吐き気や、むくみなどの副作用が起こることが多いですが、クロミッドはそういった副作用が少ないのが特徴で、初めてホルモン剤を服用する方にも優しい為、多くの人に使われています。

フェルトミッドの効果

フェルトミッドはクロミッドのジェネリック医薬品で、どちらもクロミフェンという成分を主とした排卵誘発剤です。

排卵にはホルモンがとても大切で、女性ホルモンと言われるエストロゲンと、プロゲステロンという、妊娠するために子宮内膜の環境を整え、受精卵を着床しやすくする働きのあるホルモンがあります。

服用する事によって脳を刺激し、エストロゲンが受容体と結合します。

するとゴナドトロピンというホルモンが分泌されることによって、卵胞を刺激するプロゲステロン等が分泌し、排卵を促します。

直接卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモン剤の方が強く作用しますが、その分副作用も強く出てしまいます。

フェルトミッドは直接ではなく、ホルモンを分泌させる事によって排卵を誘発するので、吐き気やめまい等の副作用が少なく服用しやすいですし、卵胞刺激ホルモン剤に比べると作用は弱いですが、それでも排卵誘発率は70%から80%と言われてていて、妊娠率も40%から50%と言われています。

そのことから日本国内では、薬剤治療で排卵誘発剤を使用する方へ先発薬であるクロミッドを一番初めに処方されています。

そのジェネリック医薬品であるフェルトミッドも同様の効果があります。

排卵誘発剤とは

排卵誘発剤というのは、卵巣を刺激する事で排卵を促す作用の事を言います。

いくつもの卵胞がある中で一番発育が進んだ卵胞を主席卵胞と言って、通常は月に1つだけ主席卵胞が卵子として排卵されます。

主席卵胞になれず排卵されなかった卵胞は、栄養として体内に吸収され、やがて消失します。

しかし排卵誘発剤を使用する事によって、卵巣等が刺激され本来であれば消失してしまう卵胞も発育させる事ができますので、良い卵子を採取することができ、妊娠の可能性を高めることができます。

服用するタイプと、注射するタイプがあり、またその中でも低刺激方や調節刺激方がありますので、年齢や経験など様々な要点から、使用する方に合わせてより良い方法が選択されます。

フェルトミッドの特徴

フェルトミッドは副作用が少なく使用しやすい事で多く使用されていますが、更に副作用が少ないセキソビットという排卵誘発剤があります。

しかし、副作用が少ない分作用も弱まってしまいます。フェルトミッドが相当合わない場合であれば仕方ありませんが、フェルトミッドの方が強く作用するため、妊娠する確率が高まるのは確実にフェルトミッドです。

セキソビットよりも副作用が強いとはいえ、直接卵巣を刺激するわけではなく、ホルモンを分泌させる事によって間接的に卵巣を刺激し、排卵を誘発するので副作用は比較的少ないと言われています。

効果としては、服用する事で脳を刺激し女性ホルモンであるエストロゲンが分泌され、受容体と結合します。

するとゴナドトロピンというホルモンも分泌し、子宮内膜を厚くしたりするプロゲステロンが分泌し排卵して着床しやすい環境を整えます。

このように、女性側の作用も大きいですが、男性不妊にも効果があります。

フェルトミッドはホルモンを分泌させる作用がありますので、男性の場合ですと男性ホルモンが分泌され、精子形成の促進が期待されます。

1つの薬で男女共に使用できますので、より使用しやすい排卵誘発剤と言えます。

まとめ

排卵誘発剤は長い歴史を持っていて、フェルトミッドの先発薬であるクロミッドは1968年に日本での販売が始まり、今でも多くの方に処方されている排卵誘発剤です。そのジェネリック医薬品であるフェルトミッドも同様の作用が働きます。

排卵にはホルモンがとても大事な役割を果たしますが、フェルトミッドを服用する事によって脳を刺激しホルモンを分泌させます。

直接卵巣に働きかける薬もありますが、フェルトミッドは間接的な方法で卵巣を刺激しますので、副作用が少なく服用しやすいのが特徴です。

また、ホルモンを分泌させるという作用ですので、男性不妊の場合にも効果的で、男性ホルモンを分泌させ精子形成の促進効果があると言われています。